【2025年】犬とお出かけ!関東の自然を満喫できるスポット10選

愛犬ともっと自然豊かな場所へお出かけしたいけれど、どこに行けば良いか迷っていませんか。都会のイメージが強い関東地方ですが、実は少し足を延ばすだけで、愛犬と一緒にかけがえのない時間を過ごせる素晴らしい自然スポットが数多く存在します。広大な敷地を誇る国営昭和記念公園や、花の絶景が楽しめる国営ひたち海浜公園、スリルを共有できる那須ハイランドパークから、動物とのふれあいが魅力のマザー牧場まで、その選択肢は多岐にわたります。また、本格的なハイキングが楽しめる御岳山や筑波山、赤城山といった山々、夏の水遊びに最適な秋川渓谷、富士山の絶景が待つ富士芦ノ湖パノラマパーク、そして童話の世界に浸れるトーベ・ヤンソンあけぼの子供の森公園など、愛犬の個性や体力に合わせて選べるスポットが関東には目白押しです。この記事では、あなたの「犬とお出かけしたい」を叶える、関東の自然豊かな場所を厳選してご紹介します。

記事のポイント
  • 関東エリアで犬と行ける自然豊かなスポット
  • 各スポットの料金やアクセス、ドッグラン情報
  • 愛犬と楽しむためのルールや注意点
  • 愛犬のタイプ別におすすめの場所

目次

愛犬とのお出かけで楽しむ関東の広大な自然

  • 国営昭和記念公園
  • 国営ひたち海浜公園
  • 千葉のマザー牧場
  • 富士芦ノ湖パノラマパーク
  • トーベ・ヤンソンあけぼの子供の森公園

国営昭和記念公園

わん・らぼ:イメージ

所在地東京都立川市緑町3173
アクセスJR中央線「立川駅」から徒歩約15分、JR青梅線「西立川駅」から徒歩約2分
料金大人: 450円 / 愛犬: 無料
ドッグランあり(無料・国内最大級)
公式サイトhttps://www.showakinen-koen.jp/

国営昭和記念公園は、東京都心からアクセスしやすい立地にありながら、圧倒的な広さと豊かな自然を誇る都市の楽園です。一日中いても飽きないほどの広大な敷地には、四季折々の花々が咲き誇り、愛犬との散歩を特別なものにしてくれます。この公園の最大の魅力は、なんといっても国内最大級と称される広大なドッグランです。ただ広いだけでなく、犬のサイズや性格に合わせてエリアが細かく分かれており、どんなワンちゃんでも安心して遊ばせることができます。

公園のここがポイント!

  • 圧倒的な広さ:東京ドーム約39個分にも及ぶ広大な敷地。
  • 四季折々の自然:春の桜やチューリップ、秋のイチョウ並木など、いつ訪れても美しい景色が広がります。
  • 充実のドッグラン:全7エリアに分かれた国内最大級の施設で、初心者からアクティブな犬まで満足できます。

愛犬との楽しみ方

公園の楽しみ方は無限大です。広大な「みんなの原っぱ」でピクニックを楽しんだり、季節の花畑を背景に記念撮影をしたりするのもおすすめです。ドッグランが目的の場合は、「西立川口」から入場するのが最短ルートです。一方、美しいイチョウ並木など園内散策をメインに楽しみたい場合は「立川口」から入ると、景色の変化を楽しみながらドッグランまで歩けます。園内のレストランは犬同伴不可ですが、テイクアウトを利用して屋外で食事を楽しむことが可能です。

訪問前の注意点

公園への入場時、入口で「ペット同伴誓約書」への署名が必須となります。また、ドッグランを利用する際は、狂犬病予防注射済票および混合ワクチン接種証明書(1年以内のもの)の提示が求められますので、絶対に忘れないようにしましょう。日本庭園など一部エリアはペット立入禁止となっているため、事前にマップで確認しておくとスムーズです。

昭和記念公園は、まさに「愛犬家のための聖地」と言える場所です。これほど設備が整っていて、一日中楽しめる公園はなかなかありません。訪問の際は、歩きやすい靴とピクニックの準備をお忘れなく!


国営ひたち海浜公園

わん・らぼ:イメージ

所在地茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
アクセスJR常磐線「勝田駅」からバスで約15分
料金大人: 450円(季節料金あり) / 愛犬: 無料
ドッグランあり(冬季限定)
公式サイトhttps://hitachikaihin.jp/

国営ひたち海浜公園は、春のネモフィラ、秋のコキアで世界的に有名な絶景スポットです。空と丘の境界線がなくなるほど一面に広がる青いネモフィラの絨毯は、まさに圧巻の一言。その奇跡のような絶景を愛犬と一緒に体験できるという事実が、この公園を唯一無二の存在にしています。愛犬との忘れられない一枚を撮影したい飼い主さんにとって、これ以上のロケーションはないでしょう。

ただし、その名声ゆえに、特に花の見頃となるシーズンの週末は想像を絶するほどの混雑に見舞われます。この場所での体験を最高のものにするには、事前の計画と覚悟が不可欠です。美しい景色という報酬を得るためには、混雑や厳格なルールといったハードルを乗り越える必要があります。

公園のここがポイント!

  • 世界レベルの絶景:青いネモフィラや赤いコキアが創り出す、非日常的な風景。
  • 広大な敷地:花畑以外にも、広大な草原や松林など、散策エリアが豊富です。
  • 写真好きにはたまらない:どこを切り取っても絵になる風景が広がっています。

愛犬との楽しみ方

この公園の最大の楽しみは、なんといっても絶景の中での散策です。特にネモフィラが咲く「みはらしの丘」は必見ですが、混雑を避けるためには開園と同時に到着し、真っ先に丘へ向かうのが経験者たちの鉄則です。園内は非常に広いため、歩きやすい靴は必須。また、オフシーズンとなる冬期には、特設のドッグランが開設されることもあります。これは近隣の方には嬉しい特典ですが、通年施設ではない点は覚えておきましょう。

訪問前の注意点

入場には「ペット同伴に関する誓約書」の提出が必須です。公式サイトから事前にダウンロード・記入していくと、当日の入場が格段にスムーズになります。また、園内ではリードを2m以内に短く保ち、伸縮リードはロック状態にすることが厳しく定められています。プレジャーガーデン(遊園地)やサイクリングコースなど、ペット立入禁止エリアも多いため、あらかじめ確認しておくことが重要です。


マザー牧場

わん・らぼ:イメージ

所在地千葉県富津市田倉940-3
アクセス館山自動車道「木更津南IC」から約15km
料金大人: 1,500円 / 愛犬: 1頭700円
ドッグランあり(複数)
公式サイトhttp://www.motherfarm.co.jp/

マザー牧場は、広大な丘陵地でのどかな牧場の風景と多彩なアクティビティが融合した、関東を代表する複合レジャー施設です。動物とのふれあいや季節の花畑、味覚狩りなど、家族全員で楽しめる要素が満載で、愛犬連れにも非常に人気があります。最大の魅力は、その開放感あふれるロケーション。リードをつけて広大な敷地をのんびり散策するだけでも、日頃のストレスから解放されるような特別な時間を過ごせます。

また、複数のドッグランが整備されており、愛犬を思い切り走らせてあげることも可能です。観覧車の一部ゴンドラには愛犬と一緒に乗ることができ、房総の丘陵と東京湾の絶景を一緒に楽しむといった、他ではなかなかできない体験が待っています。

牧場の豆知識

マザー牧場の名前の由来は、創業者・前田久吉氏の母親が「動物が好きだから、牛でも飼って暮らしたい」と話していたことから来ています。その想いが、動物と人間がふれあえるこの温かい場所の原点となっています。

愛犬との楽しみ方

マザー牧場では、羊の大行進を見学したり、季節の花畑を散策したりと、愛犬と一緒に楽しめるイベントやエリアが豊富です。特に「花の谷」では、季節ごとに色とりどりの花が咲き誇り、絶好の写真スポットとなります。食事は、名物のジンギスカンが味わえるレストランのテラス席など、ペット同伴可能な場所が複数用意されているので安心です。一日中アクティブに過ごせるため、時間に余裕を持ったプランニングをおすすめします。

訪問前の注意点

マザー牧場では、安全確保のため伸縮リード(フレキシブルリード)の使用が禁止されています。必ず通常のリードを持参してください。また、入場時に利用規約への署名が必要です。牧場の動物たちがいるエリアや一部のショー会場はペット立入禁止となっているため、園内マップで事前に確認しましょう。なお、日帰りでの利用は非常にドッグフレンドリーですが、敷地内のグランピング施設はペット同伴不可なので、宿泊を検討する際は注意が必要です。


富士芦ノ湖パノラマパーク

わん・らぼ:イメージ

所在地神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139
アクセス東名高速道路「御殿場IC」から約40分
料金大人: 500円 / 愛犬: 1頭500円
ドッグランあり
公式サイト(箱根園公式サイト内)

富士芦ノ湖パノラマパークは、その名の通り、雄大な富士山と美しい芦ノ湖を同時に一望できる、まさに絶景の公園です。約80,000平方メートルにも及ぶ広大な敷地のほとんどが手入れの行き届いた芝生で覆われており、愛犬を連れてのびのびと過ごすには最高の環境と言えるでしょう。遮るもののない開放的な空間で、愛犬と思いっきり走り回ったり、レジャーシートを広げてピクニックを楽しんだりと、贅沢な時間を過ごせます。

天気の良い日には、青い湖面の向こうにそびえる荘厳な富士山を背景に、最高の記念写真を撮ることが可能です。この圧倒的なロケーションこそが、この公園が多くの愛犬家に支持される最大の理由です。

この景色は本当に感動的です!お弁当とレジャーシートを持って、一日中のんびり過ごすのが最高に気持ち良いですよ。愛犬も広大な芝生に大喜び間違いなしです。

愛犬との楽しみ方

この公園の楽しみ方は、何と言っても広大な芝生の上で自由に過ごすこと。ボールやフリスビーで遊んだり、ただ一緒に寝転がって空を眺めたりするだけでも、心からリラックスできます。敷地の一角には、リードを外して遊べる専用のドッグランも完備されています。アジリティ(遊具)も少し設置されているため、良い刺激になるでしょう。公園全体がリード着用で自由に散策できるため、ドッグランは「プラスアルファ」の楽しみと考えるのが良いかもしれません。

訪問前の注意点

園内には売店や自動販売機がないため、飲み物や食べ物は事前に準備していくことが必須です。また、広大な敷地に対してトイレは入口付近にしか設置されていないため、注意が必要です。最高の景色を楽しむなら、空気が澄んでいて比較的空いている午前中の訪問がおすすめです。園内でのトラブルは飼い主の自己責任となるため、愛犬から目を離さないようにしましょう。


トーベ・ヤンソンあけぼの子供の森公園

わん・らぼ:イメージ

所在地埼玉県飯能市大字阿須893-1
アクセス圏央道「狭山日高IC」から約20分
料金無料
ドッグランなし
公式サイトhttps://www.city.hanno.lg.jp/akebono

埼玉県飯能市にあるこの公園は、ムーミンの物語からインスピレーションを得て作られた、まるで童話の世界に迷い込んだかのような幻想的な空間です。入場料が無料でありながら、その世界観は本格的。「きのこの家」や「水浴び小屋」など、個性的で愛らしい建物が点在し、豊かな自然と見事に調和しています。この公園にはドッグランや遊具はありませんが、その代わりに、愛犬と一緒にこの非日常的な風景の中を散策し、美しい写真を撮影できるという、他にはない魅力があります。

アクティブに遊びまわるというよりは、穏やかな時間を過ごし、愛犬との思い出を写真という形で残したい飼い主さんにとって、最高のスポットと言えるでしょう。特に秋の紅葉シーズンは、メタセコイアの並木道が黄金色に染まり、息をのむほどの美しさです。

公園のここがポイント!

  • フォトジェニックな景観:公園のすべてが写真撮影スポット。SNS映え間違いなしです。
  • 入場料無料:これだけのクオリティの施設を無料で楽しめるのは大きな魅力です。
  • 穏やかな散策路:公園は適度な広さで坂道も緩やかなため、小型犬やシニア犬でも無理なく楽しめます。

愛犬との楽しみ方

園内をゆっくり散策しながら、ユニークな建物を背景に愛犬の写真を撮るのが一番の楽しみ方です。園内にある「カフェ プイスト」には犬同伴可能なテラス席があり、北欧風の美味しいドリンクやスイーツを味わいながら休憩できます。美しい景色を眺めながらのカフェタイムは、格別なひとときとなるでしょう。

訪問前の注意点

公園内の建物内へは、犬を連れて入ることはできません。外からの見学や写真撮影を楽しみましょう。また、当然ながらドッグランはないため、リードの着用は必須です。月曜日が休園日となることが多いですが、祝日の場合は開園し翌日が休みになるなど変則的なため、訪問前には必ず公式サイトの開園カレンダーを確認してください。

ムーミンバレーパークとの違い

近くには同じくムーミンをテーマにした「ムーミンバレーパーク」がありますが、そちらはアトラクションなどが充実した有料のテーマパークです。あけぼの子どもの森公園は、無料でムーミンの世界観に触れられる、より素朴で落ち着いた場所として棲み分けができています。


犬とのお出かけで挑戦する関東の自然アクティビティ

  • 那須ハイランドパーク
  • 御岳山
  • 筑波山
  • 赤城山
  • 秋川渓谷

那須ハイランドパーク

わん・らぼ:イメージ

所在地栃木県那須郡那須町高久乙3375
アクセス東北自動車道「那須IC」から約25分
料金大人(入園): 1,600円 / 愛犬(アトラクションパス): 1頭1,000円
ドッグランあり(複数・屋内もあり)
公式サイトhttps://www.nasuhai.co.jp/

那須ハイランドパークは、犬連れ旅行の常識を覆す、まさに「愛犬家のための遊園地」です。ここでは犬は単なる同伴者ではなく、「わんこはかぞく」というスローガンのもと、体験の主役として積極的に迎え入れられています。最大の魅力は、なんといっても観覧車やティーカップなど、10種類以上のアトラクションに愛犬と一緒に乗れること。愛犬とスリルや興奮を共有できるという、他では決して味わえない特別な体験が待っています。

さらに、園内には複数のドッグランや犬専用のカフェまで完備されており、一日中愛犬と一緒に遊び尽くすことができます。犬好きにとってはまさに天国のような場所であり、多くの来場者で賑わうフレンドリーな雰囲気が、訪れる人々に一体感と喜びを与えてくれます。

パークのここがポイント!

  • 犬と乗れるアトラクション:観覧車やカルーセルなど、10種類以上の乗り物を一緒に楽しめます。
  • 充実した犬向け施設:複数のドッグラン、ドッグカフェ、水飲み場、ドッグカートレンタルなど至れり尽くせり。
  • 犬好きが集まる空間:多くの犬連れ客で賑わい、気兼ねなく過ごせる雰囲気が魅力です。

愛犬との楽しみ方

このパークの魅力を最大限に味わうには、愛犬用のアトラクションパス「わんっダフルパス」(1,000円)の購入が不可欠です。パスを購入すれば、対象のアトラクションに乗り放題となります。アトラクションの合間には、自然の地形を活かしたドッグランで思い切り走らせたり、犬用メニューもあるドッグカフェ「WON’DERFUL CAFE」で休憩したりと、飽きることなく過ごせます。園内にはフォトスポットも多く、楽しい思い出をたくさん写真に残せます。

訪問前の注意点

一部のアトラクションには、犬の体重制限(例:25kg以上は利用不可)が設けられています。また、公式サイトから事前に同意書を登録しておくと、当日の入場がスムーズです。ワクチン接種証明書の携帯が推奨されているため、念のため持参するのが飼い主のマナーと言えるでしょう。冬季は休園期間があるため、訪問前には必ず営業カレンダーを確認してください。


御岳山

わん・らぼ:イメージ

所在地東京都青梅市御岳山
アクセス圏央道「日の出IC」から約30分でケーブルカー滝本駅へ
料金入山無料(ケーブルカーは有料: 大人往復1,130円 / 愛犬は体重別料金)
ドッグランなし
公式サイトhttps://www.mitaketozan.co.jp/

東京都青梅市に位置する御岳山は、ただのハイキングスポットではありません。古くから山岳信仰の対象とされ、山頂の武蔵御嶽神社では犬の神様「お犬様」が祀られている、愛犬家にとっての聖地とも呼べる特別な場所です。この信仰の背景から、山全体が犬を温かく歓迎する文化に満ちています。多くの飼い主が、愛犬の健康や安全を祈願するためにこの地を訪れます。

ケーブルカーを利用すれば山頂近くまで気軽にアクセスでき、そこから始まるハイキングコースは初心者やシニア犬でも楽しめます。特に苔むした岩間を清流が流れる「ロックガーデン」は、ひんやりとした空気と美しい景観が魅力で、心洗われる散策ができます。

愛犬の健康を神社で祈願できるというのは、飼い主としてとても嬉しい体験です。自然の中を歩くだけでなく、日本の文化にも触れられる、奥深い魅力を持った山ですよ。

愛犬との楽しみ方

御岳山の最大の特長は、ケーブルカーにケージなしで、リードを繋いだまま乗車できる点です。これは大型犬の飼い主にとっては非常に大きなメリット。山頂に着いたら、まずは武蔵御嶽神社へ参拝し、愛犬の健康祈願をするのがおすすめです。その後は、体力に合わせてハイキングコースを選びましょう。約1時間半で周遊できるロックガーデンは、沢沿いを歩く人気のコースです。山頂周辺には犬同伴可能な食事処も点在しています。

訪問前の注意点

ハイキングコースには階段や滑りやすい岩場もあるため、特に雨上がりなどは注意が必要です。犬の足腰に負担がかからないよう、無理のない計画を立てましょう。また、ケーブルカーの料金は犬の体重によって異なるという、珍しい料金体系を採用しています。事前に公式サイトで確認しておくと安心です。


筑波山

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所在地茨城県つくば市筑波1
アクセス常磐自動車道「土浦北IC」から約40分
料金入山無料(ケーブルカー・ロープウェイは有料 / 愛犬は手回り品料金: 片道200円)
ドッグランなし
公式サイトhttps://www.mt-tsukuba.com/

「西の富士、東の筑波」と称される筑波山は、関東平野にそびえる名峰でありながら、ケーブルカーとロープウェイを使えば誰でも気軽に山頂からの絶景を楽しめるのが最大の魅力です。本格的な登山は難しいけれど、山の空気を味わいたいという犬連れハイカーにとって、まさに理想的な環境。体力に自信のない小型犬やシニア犬でも、乗り物を利用して山頂付近の散策に集中できます。

山頂からは広大な関東平野を一望でき、天候に恵まれれば東京スカイツリーや富士山まで見渡せることも。手軽に達成感と素晴らしい景色を愛犬と分かち合える、アクセシビリティの高い山です。

愛犬との楽しみ方

筑波山の楽しみ方は、登りと下りでケーブルカーとロープウェイを使い分けるなど、プランの自由度が高い点にあります。乗り物で山頂駅まで上がれば、そこは売店などが並ぶ比較的平坦な広場「御幸ヶ原」となっており、のんびりと散策が楽しめます。男体山と女体山、二つの山頂を結ぶ連絡路を歩き、それぞれの山頂からの眺めを比較するのもおすすめです。

筑波山を楽しむ鍵

筑波山を愛犬と満喫するための成功の鍵は、「ケージ利用」というルールを完璧に理解しておくことです。この一点さえ押さえておけば、手軽に素晴らしい山岳体験ができます。

訪問前の注意点

ケーブルカー・ロープウェイに乗車する際は、犬を完全に覆うことができるキャリーケージに入れることが絶対条件です。顔や体の一部が出てしまうスリングやバッグは使用できません。このルールを知らずに訪れると乗車を断られてしまうため、注意が必要です。ケージは各駅で無料貸し出しサービスがありますが、ケージに入らない大型犬は乗車できないため、事前にサイズを確認しておきましょう。(貸出ケージサイズ:高さ40cm×幅35cm×奥行60cm)


赤城山

わん・らぼ:イメージ

所在地群馬県前橋市富士見町赤城山
アクセス関越自動車道「赤城IC」から約40分
料金無料
ドッグランなし
公式サイトhttps://www.akagi-trip.com/

群馬県に位置する赤城山は、一つの山ではなく、複数の山々が連なるカルデラ火山です。中央には大沼(おの)や覚満淵(かくまんぶち)といった湖沼が広がり、荒々しい山岳風景と穏やかな水辺の景観が同居する、ダイナミックな自然が魅力です。手軽な散策路から本格的な登山道まで多様なコースが整備されており、特に健脚な犬と経験豊富なハイカーにとっては、挑戦しがいのあるフィールドと言えます。

「小尾瀬」とも呼ばれる湿原「覚満淵」を巡る木道は、約30分で一周でき、高山植物を楽しみながらのんびり散策するのに最適です。一方、最高峰の黒檜山(くろびさん)を目指すコースは、急な登りも含まれる本格的な登山となり、愛犬との達成感を共有できます。

愛犬との楽しみ方

赤城山では、愛犬の体力や飼い主の経験レベルに合わせて、多様な過ごし方が可能です。大沼の湖畔をのんびり散歩したり、湖畔にある赤城神社に参拝したりするだけでも十分に楽しめます。健脚な犬であれば、黒檜山から駒ヶ岳への縦走コースに挑戦するのも良いでしょう。冬には、雪に覆われた山でスノーシューを楽しむアクティブな飼い主もいます。

覚満淵の魅力

覚満淵の木道は、犬の足にも優しく、美しい景色を手軽に楽しめるため特におすすめです。四季折々の植物が湿原を彩り、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。

訪問前の注意点

赤城山は標高が高く、市街地とは天候が大きく異なることが多いです。夏でも涼しい反面、急な雨や気温の低下も考えられます。人間も犬も、レインウェアや防寒着などの備えを万全にして行きましょう。また、登山道は他のハイカーと共有するスペースです。すれ違いの際のマナーや、排泄物の完全な持ち帰りなど、他の利用者への配慮を徹底することが、気持ちよく自然を楽しむために不可欠です。


秋川渓谷

わん・らぼ:イメージ

所在地東京都あきる野市〜檜原村
アクセス圏央道「あきる野IC」から約25分
料金無料(BBQ場や駐車場は有料)
ドッグランなし
公式サイト(あきる野市観光協会)

都心から車でわずか1時間あまりで行ける秋川渓谷は、都会の喧騒が嘘のような、手つかずの自然が残る貴重なクールダウンスポットです。全長約20kmにわたる渓谷の最大の魅力は、その名の通り、多摩川最大の支流である秋川の清らかな流れ。川底の小石が見えるほど透明な水は、夏の暑い日に愛犬をクールダウンさせるのに最適です。浅瀬で流れが穏やかな場所を選べば、水遊びが初めての犬でも安心して楽しめます。

また、河原でのバーベキューも秋川渓谷の大きな楽しみの一つ。多くのBBQ施設が犬同伴を許可しており、川のせせらぎを聞きながら、家族や友人と特別な時間を過ごせます。

愛犬との楽しみ方

水遊びが大好きな犬にとって、ここは最高の遊び場です。浅瀬で流れの穏やかな場所を探して、一緒に水遊びを楽しみましょう。安全のため、ロングリードや犬用のライフジャケットを用意すると、より安心して遊べます。「秋川橋河川公園バーベキューランド」など、犬同伴可能なBBQ施設も充実しており、機材レンタルを利用すれば手ぶらで楽しむことも可能です。

訪問前の注意点

この手軽さと魅力ゆえに、夏場の週末は駐車場も河原も大変な混雑に見舞われます。もし可能であれば平日を狙うか、週末であれば朝早くに到着して場所を確保するのが賢明です。また、山間部の天候は変わりやすく、上流で雨が降ると急に川が増水する危険があります。天候の変化には常に気を配り、危険を感じたら速やかに川から離れてください。ゴミの持ち帰りや直火の禁止といった基本的なマナーを守ることが、この美しい自然を未来に残すために不可欠です。


愛犬と行く犬のお出かけは関東の自然へ

  • 国営昭和記念公園は都内最大級のドッグランが魅力
  • 国営ひたち海浜公園はネモフィラ畑で愛犬と絶景写真
  • 那須ハイランドパークは犬も乗れるアトラクションが豊富
  • マザー牧場は動物とのふれあいや広大な敷地での散策が楽しめる
  • 御岳山はケーブルカーで気軽に登れ愛犬の健康祈願もできる
  • 筑波山は乗り物利用で山頂の景色を手軽に満喫できる
  • 赤城山は健脚な犬と本格的なハイキングに挑戦できる
  • 秋川渓谷は都心から近く清流での水遊びに最適
  • 富士芦ノ湖パノラマパークは富士山を望む芝生でピクニック
  • あけぼの子供の森公園は無料でムーミンの世界観を楽しめる
  • お出かけの際は必ずリードを着用しマナーを守る
  • ドッグランや施設利用にはワクチン証明書が必須な場合がある
  • 伸縮リードの使用を禁止している施設もあるため事前に確認
  • 愛犬の体力や性格、季節や天候に合わせた場所選びが重要
  • 訪問前には必ず公式サイトで最新の営業時間やルールを確認する
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